SNSとは
・ ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)の略
・ Web上で社会的なネットワークを構築するサービス
・ 英語圏では “social media” や “social” と呼ばれることが多い
主なSNS
・ Twitter(ツイッター)
・ Facebook(フェイスブック)
・ LINE(ライン)
・ Instagram(インスタグラム)
・ YouTube(ユーチューブ)
・ TikTok(ティックトック)
Webデザイナーが覚えておくこと
Webデザイナーの業務において、SNSに関する業務の需要が高まっている。これには、グラフィックツール(Photoshop, Illustrator)のスキルと、HTML・CSSの基礎知識が必要となる
Webデザイナーが意識すべきポイントは以下の3点
- 埋め込みタグの仕組み
- SEO(検索エンジン対策)の効果について
- 外部リンク使用時の運用の注意点
埋め込みタグの仕組み
・ Iframe(インラインフレーム)
・ Webページ内に指定したURLの内容を矩形領域に表示するHTMLタグ
・ CSSでデザイン調整が可能だが、できることとできないことがある
・参考サイト: https://seolaboratory.jp/52748/
・埋め込み例: https://samplesdl.me/training_html-css/sns.html
SEO(検索エンジン対策)の効果について
・検索の効果は無い: SNSでのシェアやリツイートによる被リンクはnofollow属性が付与されるため、直接的なSEO効果は見込めない
・プロモーションとしての活用: SNSでコンテンツが拡散されることで、Webサイトへの参照が増え、間接的なSEO効果が期待できる
・参考サイト: https://seolaboratory.jp/39614/
外部コンテンツ使用時の注意点
・突然変わる可能性がある: 外部サービスの終了、掲載方法の変更、有料化などが起こりうるため、クライアントへの報告が重要
・あまり依存しないようにするには?:サービス内容の理解、代替サービスの把握、技術的な理解を深めることが重要
・参考サイト: https://samplesdl.me/deau-e/sns001
就職活動に向けてのワンポイントアドバイス
SNSの業務もWebデザイナーの仕事の一部。「SNSコンテンツの運用」といった求人では、PhotoshopやIllustratorのスキル、HTML・CSSの知識、そして日々のSNS利用経験を活かすことができる
- SNS掲載写真の加工やバナー作成(Photoshop, Illustrator)
- Webページへの掲載(埋め込み)や運用更新(HTML, CSS)
- 日々の運用更新やプロモーション活動(普段使いの経験)
これらのスキルを就職活動の武器にすると良い
SNSの歴史、現状、そして未来
この資料は、SNSの黎明期から発展期を経て、現在の状況と今後の展望について解説しています。
・SNSの歴史
・黎明期 (1995年〜2000年頃)
・ 1995年:日本語版Windows95発売によりインターネットが個人に普及。
・ 1996年:会員制掲示板「みゆきネット」が開設。
・ 1997年:SNSの原型「SixDegrees.com」サービス開始。
・ 1999年:「2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)」が開設。掲示板がオンラインコミュニケーションの礎に。
・成長期 (2001年〜2009年頃)
・ 2002年:「SixDegrees.com」の進化版「Friendster」が登場。
・ 2004年:「GREE」「mixi」「Facebook」「Twitter」がスタート。よりソーシャルなコミュニケーションが可能に。
・ 2005年:「YouTube」がサービス開始。
・ 2007年:「iPhone」発売。SNSのアプリ化が進む。
・発展期 (2010年〜現在)
・ 2010年:3.9G(4G)サービス開始。「Instagram」サービス開始。写真・動画共有が普及。
・ 2011年:東日本大震災。「LINE」サービス開始。クローズドなコミュニケーションが普及。
・ 2016年:スマホ普及率がガラケーを上回る。「TikTok」サービス開始。ショートビデオプラットフォームが登場。
・ 2019年:世界初となるスマホ対応5Gサービス開始。
・ 2020年:WHOが新型コロナウイルス感染症のパンデミックを宣言。SNSの重要性が高まる。
SNSの現状
・ 2022年1月時点で、世界のSNSユーザーは46億2,000万人を突破(世界総人口の58.4%)
・ 日本国内のSNS利用者も増加し、2022年末には8,270万人(普及率82%)に達した
・ 社会全体のデジタルトランスフォーメーションを推進。政府機関や教育現場でも活用が進む
・ グローバルなコミュニティ形成に貢献する一方、フェイクニュースやプライバシーなどのリスクも存在する
SNSの未来
・ 基本的なビジネスモデル「人を集める → 宣伝が出来る → 売買が生まれる」は不変
・ 未来のSNSはAIとの統合により、よりパーソナライズされたエクスペリエンスが提供されると予測
・ 拡張現実(AR)や仮想現実(VR)を取り入れた新しいコミュニケーション形態が期待される
・ AI(人工知能)の認知度は年代や性別によって差があり、日本はAIアクティブ・プレイヤーの割合が先進7か国で最下位
・ 今後はAIに対して前向きな考え方を持ち、Web、SNS、AIを積極的に活用していくことが重要
・ テクノロジーと時代の変化にアンテナを張り、自己認識も変化させていくことが大切
今後等
Webデザイナーにとって、SNS運用は無視できないスキルであり、ツールや技術だけでなく、SEOや外部連携の注意点まで押さえておく必要がありそうだと思いました。流行ったり気になったら試してみようと思いました


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