WEBディレクション概論3

職業支援

4月16日

人材紹介会社とは?

  •  厚生労働大臣の許可を受けた「有料職業紹介所」
  •  採用したい企業と働きたい転職希望者をマッチング(仲介)し、雇用契約成立をサポート
  •  役割: マッチングから選考サポートまで
     
     雇用契約: 企業と転職希望者間で直接締結
  •  位置づけ: 企業の採用活動を支援するサービス

サービス内容:

 企業の採用要件に合った人材の紹介と採用支援

 代行業務例:

  •   求人票の作成
  •   応募者の人選・推薦
  •   面接日程の調整
  •   合否連絡
  •   給与などの条件交渉

利用するメリット:

  •  長期雇用: 直接雇用のため、長期的な人材育成が可能
  •  帰属意識の向上: 採用された人材の企業への帰属意識が高い
  •  中長期的な人材育成: 戦力となる人材を育成できる
  •  ノウハウの蓄積、技術力の向上: 社員の成長が企業の力となる

人材派遣会社とは?

  •  厚生労働大臣の許可を得た「労働者派遣事業」を行う会社
  •  大きな特徴: 雇用契約は人材派遣会社と労働者が締結
  •  業務委託を受けた企業に対し、派遣スタッフを派遣し、指揮命令のもと業務を遂行
  •  派遣スタッフの労働時間などは「労働者派遣法」により規定

サービス内容:

 企業の依頼業務に適したスタッフの派遣と管理

 代行業務例:

  •   派遣先に適した人材の選定
  •   派遣スタッフの管理
  •   派遣スタッフへの賃金の支払い

利用するメリット:

  •  期間の限定: 突発的な業務や一定期間の業務に対応可能
  •  コスト削減: 教育研修費用が不要なためコストを抑えられる
  •  迅速な対応: 採用選考が不要で、人材が見つかればすぐに業務開始可能
  •  繁忙期の対応: 決算期や年末調整など業務量が増える時期に活用できる
  •  専門分野の人材確保: 採用が難しい専門分野の人材を一時的に確保できる
  •  紹介予定派遣: 一定期間派遣後、双方合意で直接雇用に移行可能

雇用契約の違い

  •  人材紹介会社: 企業と転職希望者が直接雇用契約を結ぶ(長期雇用前提)就業規則は企業のものが適用
  •  人材派遣会社: 人材派遣会社と派遣スタッフが雇用契約を結ぶ。企業と派遣スタッフ間に雇用契約はない。就業規則は人材派遣会社のものが適用。労働条件の変更は派遣会社との協議が必要。派遣期間には上限あり(労働者派遣法による)

アルバイトとパート

  •  法律上の明確な違いはなく、どちらも「パートタイム労働者」に分類される。
  •  正社員より短い時間で働く人を指す言葉
  •  「アルバイト」はドイツ語の「Arbeit」が語源
  •  募集企業側の慣習による使い分け

正社員とアルバイトの違い

  •  雇用期間: 正社員は無期雇用、アルバイトは有期雇用が多い
  •  雇用形態、給料、生活の保障などに違いがある

転職の現状

  •  2016年以降、毎年300万人以上が転職
  •  30代の半数が転職を経験
  •  20代~60代の半数以上が転職をポジティブに捉えている

好意的な転職:

  •  転職理由が明確
  •  在籍年数がそれぞれ3年以上
  •  専門的なスキルや能力を持つ

転職活動の準備

  •  1. スキル整理 (スキルの洗い出し)
  •  使用できるソフトとその目的、レベルを明確にする(例:Photoshop – 画像編集、デザイン修正 – 実務経験3年)
  •  具体的なソフトウェア名を列挙(編集、動画編集、HTML編集、プログラミング、CMS/ECサイト系CMS、データ転送ソフト)

  • 2. 企業の調査
  • 将来性・安定性・生産性: 営業収益、売上推移、経営陣の姿勢、企業理念、組織運営、離職率、時代のニーズへの対応、主要取引先
  • 働く環境: デザイナーの役割・立ち位置、経営陣のデザイン理解、昇進・評価基準、会社の雰囲気・環境、社風

 情報収集方法:

  • ネット: コーポレートサイト、プレスリリース、会社ブログ、SNS、取材記事、インタビュー記事
  • 中の人の話を聞く: 外部向けイベント、勉強会、カジュアル面談、SNSでの交流、知人の紹介
  1. 履歴書  ・注意点: 写真の印象、誤字脱字、表記・フォントの統一、和暦・西暦の混在、「(株)」などの略字禁止、文章のバランス  ・アドバイス: 色々な人に見てもらい、意見を聞くことが重要。第一印象がポイント

  • 職務経歴書  ・注意点: 具体的な内容、経験の強み、志望企業に響くポイント  ・アドバイス: フォーマットは自由。応募企業を考慮して作成。様々な企業に対応できるよう準備  ・採用担当者に「こんな人物を求めていた!」と思わせることが重要。  ・自分の経験を伝える  ・経験から企業に役立つ技術を示す  ・求人票の条件を満たせることを示す  ・多くの技術より、求められる業務内容に沿う実績を優先的に記載

  • ポートフォリオ  ・掲載内容の割合(一例): プロフィール:制作物とその制作過程:業界への熱量 = 1:8:1  ・作成の流れ:
     1,掲載内容をリストアップ 2,メインの作品・コンテンツを決める 3,作品概要を深堀りする 4,掲載するビジュアルを整える 5,全体を俯瞰して見直す 6,フィードバックをもらう

作成方法: 応募企業用のWebページ(固定ページ)が効果的。必要に応じて紙媒体も用意

項目の例:

 作品について: タイトル、URL、制作時期・期間、企画意図(クライアント)、要望(目的)、制作前課題

 制作のポイント: 意図、ポイント、プロセス、問題とその解決策、結果

 案件へのかかわり方: 担当部分(職種・内容)、経験したこと、使用ツール、制作人数

 評価と過程: Before→After、制作プロセス、依頼者からの評価(定性的・定量的)

制作時の注意点:

  • 1,作品のディスクリプションが重要(ただし、書きすぎにも注意)
  • 2,誤字脱字がないか確認
  • 3,画像の粗さに注意
  • 4,PDFの場合、データ容量に注意
  • 5,画像の配置を丁寧に(ガタガタにならないように)

アドバイス: 一人で作成せず、第三者からのフィードバックを受ける

まとめ:

書類作成に正解はない。「面接に呼んでいただく」ことが目標

面接で「何で呼んでいただけましたか?」と質問し、書類の狙いを確認する

現在・過去・未来をしっかりまとめて伝える

言語化が重要

ブラッシュアップを繰り返す

課題

講義が無い日等にブラッシュアップをする!

コメント